【和泉市】久保惣記念美術館で開催中の『浮世絵の妖術とモノノケ―「奇術競」と「和漢百物語」―』はもうすぐ会期終了ですよ!

芸術の秋ですね。 和泉市にある久保惣記念美術館では、現在『浮世絵の妖術とモノノケ―「奇術競」と「和漢百物語」―』が開催されていますよ。

(※画像はイメージです)

美術館が所蔵する浮世絵版画の中から、現代においては漫画やアニメの登場人物として知られる、ヒーローやヒロインたちと敵役となるモノノケたちを中心にご覧いただきます。三代歌川豊国が描く「豊国揮毫奇術競」37枚と月岡芳年が描く「和漢百物語」27枚をすべて展示します。展示する作品の登場人物たちを取り上げる小説や物語の一文とともに、浮世絵版画の世界をお楽しみください

(※文章はこちらより)

妖怪やモノノケは今ではアニメの世界でしか存在しないように思われるのですが、アニメが存在しない以前は、いったいどんな存在だったのでしょうか。

伝説や物語の主人公である英雄や、大きな災いをもたらす大妖怪、身近に潜む怪物などは、江戸時代に生きた人々にとっても魅力的な存在でした。人気漫画の登場人物になっている大おおなめくじ蛞蝓を操る綱つなで手や、大だい蛇じゃを従える大おろちまる蛇丸は、江戸時代後期に創作された『児じらいやごうけつものがたり雷也豪傑譚』という物語にも登場しています。 また、江戸時代後期になると、ヒーローや妖怪などが登場する様ざまな物語が創作され本として販売されました。浮世絵師が物語の場面や登場人物たちを描く挿絵は、物語の世界をわかりやすく目に見える形で表現することで読者をさらに楽しませる役割を担っていました。さらに挿絵だけでなく物語の登場人物や妖怪が一枚絵の題材として選ばれることもあり、創造の物語が人々に広く受け入れられていたことがわかります。
本展覧会は、和泉市久保惣記念美術館が収蔵する浮世絵版画コレクションの中から、広重や北斎と並び人気のあった三代歌川豊国(1786〜1865)が描いた日本の妖術師たちを題材とする「豊国揮毫奇術競(とよくにきごうきじゅつくらべ)」と、最後の浮世絵師とも呼ばれる、月岡芳年(1839〜1892)が描いた日本と中国の妖怪をモチーフとする「和漢百物語」を中心に、約70点で構成いたします。冒険や夢にあふれる江戸の世界をお楽しみ下さい。

(※文章はこちらより)

妖怪を『魅力的な存在』とは昔は見えないものを思い描くことができる、豊かな時代だったのですね。 当時に思いをはせながら浮世絵版画を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
◆会期:平成30年8月11日(土・祝)~9月24日(月・振)
◆開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで) 
◆所在地:大阪府和泉市内田町三丁目6番12号
◆連絡先:0725-54-0001
また、こちらの美術館の次回の企画展特別展「土佐派と住吉派ーやまと絵の荘重と軽妙ー」の前売り券も現在発売中だそうですよ。会期は10月13日(土曜日)からだそうです。こちらも楽しみですね。

会場はこのあたり

(それいゆさん3)


山茶花

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